作者:ナマケモノ
あなたはジョバンニの切符をご存知ですか。幻想第四次の銀河鉄道をどこまでも、どこまでも行くことができるたいそう立派な切符らしいのです。
今日は、その切符を持っていた独りの少年のお話をしましょう。
彼は、美しい赤い瞳を持っていました。その瞳の輝きは、蝎座のアンタレス星のよう。髪は燃えるような緋色。それは美しい少年でした。
彼は僕の絵のモデルだったのです。
本作はいるかネットブックス様から電子書籍化されたBL小説「赤い星のカムパネルラ」の後日談にあたるお話になります。本作のみでもお楽しみいただけます。
upppiから作品を削除する